夜ごとの美女のレビュー・感想・評価
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【”夢か幻か現実か・・。”今作は貧しきピアノ教師が夜ごと夢みる美女たちとの出会いと、キビシイ現実とをシュールなタッチで描いたドリーミングミュージカルハッピイコメディである。】
■ピアノ教師・クロード(ジェラール・フィリップ)は教え子の生徒達には軽んじられ、目の前の修理屋の親父にもにばかにされている。
が、彼は夜な夜な夢の中で、アラビアン美女レイラ(ジーナ・ロロブリジーダ)や、王の娘(マルティーヌ・キャロル)と逢瀬を重ねていた。だが、肝心なところに来ると邪魔が入り目覚めると、彼の悪友たちが心配して傍にいるのであった。
◆感想
・面白い作りの作品である。ジェラール・フィリップ演じるクロードは現実では貧しきピアノ教師だが、眠ると二人の美女と逢瀬を重ねる男になるのである。
・クロードの悪友、修理屋の見習いロジェや警官レオンも、何だかんだ言いながら彼を心配しているのである。
・修理屋の娘、シュザンヌが実は彼の事を好いて居たり、”眼の前にあった幸せ”半年前に応募していた作曲コンクールに応募した作品が、オペラ座上映が決まったり、楽しい作品である。
・クロードが悪友たちと車で原始時代から20世紀に駆け抜けるシーンも、シュールで可笑しいのだな。
<今作は貧しきピアノ教師が夜ごと夢みる美女たちとの出会いと現実とを描いたドリーミングミュージカルコメディである。>
巨匠ルネ・クレール監督の中でも人気の高い作品 というか、一般教養として観ておくべき作品と思います 観てませんでは映画好きとは名乗りにくいと思います
夜ごとの美女
1952年 フランス映画
コメディ映画
古典的なギャグのオンパレードですが、本作の方が本家なのかも知れません
巨匠ルネ・クレール監督の中でも人気の高い作品
というか、一般教養として観ておくべき作品と思います
観てませんでは映画好きとは名乗りにくいと思います
主人公は貧しい小学校の音楽教師、金持ちの子供のピアノの先生のアルバイトもやって糊口をしのぐ若者
でも夢はでっかくオペラ座公演をものにする音楽家
とはいえ、そんなに世の中甘くなく、ノイローゼ気味
で、眠れぬ夜ごとに美フランスの各時代の美女との浮き名を流す夢をみる内に夢の世界に留まりたいと願ったり、夢の中で敵に追いかけ回されて、もう夢みるから寝たくないとかのドタバタの巻
日頃バカにしてくる友人達が色々助けてくれての人情喜劇も楽しい
ドンドン、エスカレートしてこれどーなるの?となって、最後は夢と現実が入り混じってハッピーエンドになり、心地良い余韻がのこります
ロマンチックラブコメ
貧乏でパッとしない毎日を送る若者には、実は、前世では身分違いゆえに結ばれず来世を誓い合った運命の人がいたというロマンチックなラブストーリー。
主人公はその運命の恋を見つけるまでに、夢の中でフランス史の各時代にトリップするので、演じるジェラール・フィリップは着せ替え人形のように各時代の扮装をする。これが、歴史の教科書に載っているのとは大違い。目の保養になり勉強にもなる。w
そして、普段は小馬鹿にしているように見えた仲間達が、主人公のピンチでは人情の厚さを発揮、物語を温かくしていたのも良かった。
ルネ・クレール監督好きかも。
ジェラール・フィリップ 様
ブラボー!!いい映画。
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