「純粋無垢で無知」妖精たちの森 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
純粋無垢で無知
ベルトルッチの『ラスト・タンゴ・イン・パリ』で演じた役柄や官能的な場面などマーロン・ブランドにとってお手の物でしかなかった、ショッキングな結末に二人の純粋さが邪悪へと『小さな悪の華』を想起しながらも本作の方が早い。
羞恥心すら感じない、無邪気に性行為の真似事を姉と弟で繰り広げる様に罪の意識すら学べない、善と悪を意識する程に誰も悪くない、全てを魔に受ける行動で、無防備な大人が純粋な子供に殺される。
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