劇場公開日 1981年3月21日

「子供の頃、夢中になって劇場に通ったりTVに釘付けになったジャッキー・チェン映画、その人気を不動にした傑作群の1本」ヤング・マスター Jettさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5子供の頃、夢中になって劇場に通ったりTVに釘付けになったジャッキー・チェン映画、その人気を不動にした傑作群の1本

2024年1月3日
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鑑賞方法:VOD

本作、ジャッキーさんの監督2作めですが、香港の最大手スタジオ ゴールデン・ハーベスト製作としては記念すべき第1作目であり、自由度があったのか、ジャッキーさんの目指す方向性が明確に表現された作品になっています

ジャッキーさんとカンフー映画の傑作「燃えよドラゴン」のヴィランで有名なシー・キエンさん演じるウォン署長の底なし沼のはめ合いから続くウォン署長邸での小競り合いまで
そして、町なかでカンフー使いの悪者2人とジャッキーさんが繰り広げるカルメンをモチーフにしたスカート・アクション
更に、ベンチや机などを使ったアクション
と、その後のジャッキー映画の特色となるスラップスティックなアクションシーンが何回観てもメチャクチャ面白く、懐かしかったです

現代ではほぼ作られることは無いであろう、全編に散りばめられた痛々しいライブアクションはジャッキーさんはじめ香港アクション映画界の本気度の強さを表し改めて感心しました

一番のド迫力はキレッキレの動きで相手を叩きのめすウォン・インシクさん演じるキムとのラストバトル
こんなに長かったんだなあと思いながら、一方でこの2人撮影後にホントに包帯グルグル巻になったのでは、と思うぐらい凄まじい肉弾戦、これぞ”ザ・香港カンフー映画”の極みです

そして最後に
ウォン署長の娘シューランを演じるリリー・リーさん、とても綺麗で本格的にアクションもこなすカッコいい女優さんでした

Jett