「動物は本物」猛獣大脱走 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
動物は本物
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総合:45点 ( ストーリー:40点|キャスト:60点|演出:60点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
動物が人を襲うというよくある物語。今回は都会で主に動物園から一斉脱走した動物が人を襲う。
だがこれがあまり迫力がない。本物の動物が出演者と一緒に撮影されているが、よく訓練されていて懐いているないうのがわかりそれ故に怖くない。動物たちに本気で人を攻撃しようという意思が感じられない。出演者からも緊迫感と迫力があまりない。演出が古いし水準が高くない。
だが古いが故にいい部分もある。動物が一部の場面でぬいぐるみが使われている以外は本物であることは勿論だが、ハイエナと獅子に動物を本当に襲わせたりという現在では中々世間が煩くて出来ないことを堂々としてくれるのは本物の映像なだけに迫力があり貴重。残虐描写はほぼ唯一の見せ場。
物語はたいしたことはない。水道水に混じった麻薬が問題ならば町全体の人間が異常になりそうなものだが、この映画ではほぼ動物園の動物たちだけが水を飲んだようで、人間で症状がでているものは殆どいない。動物たちも異常性を帯びて人を攻撃しているのはねずみくらい。何かと設定が中途半端だった。
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