めぐり逢い(1994)のレビュー・感想・評価
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人生の喜びは、得てから大事にすること
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映画「めぐり逢い」(グレン・ゴードン・キャロ監督)から。
申し訳ないが、リメイク作品で元作を越えた作品は数少ない。
続けて2作品を観たからか、その差は歴然だった。
いやいや、映画「めぐり逢えたら」も含めれば、
3作品の比較になってしまったからだろうか、内容が薄かった。
そんな中でメモした、原作にはなかった場面。
配役が、主人公の「祖母」から「おば」に変わっていたのには笑えたが、
素敵な台詞を残してくれた。
「人生の喜びは何かを得ることじゃない」と前置きをして、
「得てから大事にすること」と呟く。
このフレーズは光っていた気がする。
この作品を通して、監督が伝えたかった、考え方かもしれない。
得るものは、当然「もの」だけではなく、愛する人たちも同じ。
その人たちの関係を、いかに大事にしていけるか、
これこそ、人生の喜びとは?の問いに対する答えのような気がする。
得るまでは、お金や力でなんとかなるのかもしれないが、
得てから必要なものは「愛情」しかないことに気付かされる。
PS.
「子ども好き?」「好きだよ」「いいわ」の会話は、
なんと、リメイク作品でも使われていて、ちよっと驚いた。
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