「本当の魔物はみんなの心の中にある」みんな愛してる kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
本当の魔物はみんなの心の中にある
「本当の魔物はみんなの心の中にある」という父の言葉。近所の子供たちも皆ホラー好き。不気味な足の悪い男ノーラン(ゲイリー・シニーズ)がいたり、デクスターの母親が死んだこと以外は平和な毎日。小学校ではジャックにカレン(リース・ウィザースプーン)というガールフレンドもできた。
ハロウィーン。ナチだと思われるノーランが下院候補の寄付を求めて訪れる。そして彼はデクスターにナチの服を着せてお菓子を求めてきたのだ。黒人とユダヤを排斥したがっているノーランを風刺してテレビ番組で放映すると、仕返しに犬の死骸を家の前に置かれる。それにしても『ボディ・スナッチャー』という映画が反共主義者を皮肉った映画だとは思わなかった。
さらに急展開。ノーランが3歳半の弟ディランを誘拐したのだ。無事発見されるものの喋れなくなってしまったディラン。ついに祖父母の元に引き取られることになった。同じ頃、ジャックはカレンに振られ次第に暴力性を帯びてくる・・・そして「アイ・シャル・ビー・リリースト」が流れる。
終盤、ノーランに襲われるシーンはジャックに感情移入してしまったため、かなり恐怖を感じてしまった。彼はちょっと甘えん坊さんでしたけどね。また、デヴィートの演技がこんなにいいものだとは思わなかったよ。シニーズもウィザースプーンもいい。
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