「初公開時タイトル:「ミュート・ウィットネス 殺しの撮影現場」エリツィン政権下のモスクワでロシア人女優を主演に撮影。二転三転畳みかけるクライマックス。デ・パルマ的な雰囲気で楽しめる。」ミュート・ウィットネス ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
初公開時タイトル:「ミュート・ウィットネス 殺しの撮影現場」エリツィン政権下のモスクワでロシア人女優を主演に撮影。二転三転畳みかけるクライマックス。デ・パルマ的な雰囲気で楽しめる。
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声を出せない女優が終業後の撮影所で、本物の殺人シーンの撮影を目撃してしまう。
エリツィン政権下のモスクワで、ロシア人女優を主演に撮影されたサスペンス映画。
冒頭の雰囲気から展開など、ブライアン・デ・パルマ作品の影響大!
当時のロケ地の雰囲気も含めて、終始、億徳の雰囲気が漂う。
話ができないことに加えて、英語が通じないことの二重のハンディキャップ、映画撮影の裏側を描くメタ構造、主人公の姉と新人監督の愛すべきカップルが、時に助け、時に混乱させる展開も話を盛り上げる。
アレック・ギネスも出演。
最大のポイントが、話にたびたび登場し伏線としても機能している「本当の死に直面した時の人間の表情」。
クライマックスに畳みかける二転三転の展開が心地よい。
現在の目で見るとそうだろうとは思いつつも、大オチ、小オチ、中オチの連発がいい。
カルト的に愛される作品で、30年ぶりの復活もうなずける好編。
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