ミス・ファイヤークラッカーのレビュー・感想・評価
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take it on the chin
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途中までは登場人物たちのハイテンションについていけなくてイライラするけど、どこかで突き抜けて、この変わり者たちが愛しく見えてくる。星条旗デザインのミニスカで踊る悪趣味なタップダンスも、転ばないで、どうか上手くやりとげて、と応援したくなる。
地元の美人コンテストを突破すれば何かが変わる、居場所が見つかると信じているカーネルがけなげ。惨敗直後でも、優勝者の脇でパレードを盛り上げる務めを投げ出さないし、恋人(ただし老齢で病身)に町を出ようと持ちかけられても逃げ出さない。天文台のラストカットが素敵。
“美人”コンテストを開催している裏手で、従兄と彼氏がどんな女性が好きか話しているシーンが好き。従兄は「どこかに純なところがあってほしいんだ」と言い、彼氏は「へこたれない女が好きだ」と言う。
この従兄をティム・ロビンスが演じている。従兄は落ち着きがなく、何者でもない苦しみを抱えて乱暴者だけど、人に優しいところがあって、なんかよかった。
移動遊園地みたいなのの乗り物がどれもすごいスピードで動くのにはぎょっとした。
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