「感動の映画！！」ミスター・ソウルマン　レベッカさんの映画レビュー（感想・評価）

この頃のアメリカ映画は、実に心から感動と共感を覚える中身のしっかりした作品が多かったですね。
それでいて、芸術かぶれしたり気取ったり難解でもなくて。
ハリウッド映画の代名詞みたいに言われているチャラチャラとした派手なだけの作品の中に、日本未公開作などのアメリカ映画に非常に多くの秀作が埋もれていましたね。
この映画、実は俳優人も非常にすばらしいですよね。
主役のC・トーマス・ハウエルが居なくてはまず実現できてなかったのでは！というほど
見事にハマってますし、黒人教授役にスターウォーズのダースベーダーの声を担当したジェームズ・アール・ジョーンズ！作品にとって重要な役柄を見事にこなされてますね。
サラ役のレイ・ドーン・チョン。シュワちゃんの「コマンドー」での印象も大きいですが、実に素敵な女学生役をこなしていて、彼女も最高の配役ですね。
この映画がきっかけで主役二人がたしか結婚したのでしたでしょうか。
離婚してしまったのは残念ですが・・。
ちなみに！最近５００円ＤＶＤシリーズを販売してる会社からＤＶＤ化されています。
画質音質はＤＶＤらしくＶＨＳの頃からは比べるまでもないですが、ただひとつ残念なことが。
字幕の訳がＶＨＳの頃と違うのです。利権等の問題で同じような訳として使えないのでしょうが、訳し方ひとつで作品の面白さが非常に失われているシーンが何箇所かありました。このあたり差し引けばとても貴重なＤＶＤなんですが。