マンハッタン殺人ミステリーのレビュー・感想・評価
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こりゃ~面白いウディ・アレンのミステリー
ウディ・アレンが久しぶりにダイアン・キートンと組んで作った「ラブ&殺人」映画で、この二人の夫婦役の会話・やりとりがホント面白かった‼️😁
「ウディ・アレンがちゃんとした殺人ドラマなんて作るわけがないだろう…」などと思って見始めたが、途中で観る者を混乱させる要素はたくさんあるものの、しっかりとしたドラマであった。
しかも、相変わらずウィットに富んだ会話が楽しくて、ウディ・アレンとダイアン・キートン夫婦がお互いに相手が異性と親しくすると嫉妬する🤣笑
これは本当に愛し合っているから……と思うと、離婚の雰囲気だしたりするあたりのウディ・アレン演出が上手い!
ニューヨークに住む夫婦(ウディ&ダイアン)が自分の住まいのエレベーターで乗り合わせたのが偶然にも部屋のお向かいさん夫婦。ウチに寄っていきませんか?……との言葉で二人はお向かいの部屋に寄るのだがウディ・アレンは帰りたそうな雰囲気プンプン。
その次の日、お向かいの奥さんが心臓発作で死亡する事件が起こった。
そして、その死亡事件が実は殺人なのでは?……と疑いはじめる妻ダイアン。そして部屋に忍び込んだら火葬灰を見つけて、いよいよ殺人事件の解決に向けてさまざまな事態に……といったドラマ。
(※ とんでもなく細部入り組んだドラマであり、殺人ミステリーでもあり、以降は割愛。)
映画好きのウディ・アレンらしく、夫婦で一緒に観たのが『深夜の告白』、初デートで観てさんざん議論したというのが『去年マリエンバートで』、実際の鏡の多い所で拳銃を撃つ場面では(この場面にピッタリの)『上海から来た女』だったりする。
作品チョイスもナイス!🎥👍
未見のウディ・アレン監督作は、まだあるので、これからも観たい。
もちろん『マンハッタン』など好きな作品はリピートで……(^^)d
“夫婦善哉”マンハッタン版。
①いやー、ウディ・アレンのラリーとダイアン・キートンのキャロルとがよく喋ること、喋ること!
殆んど二人の夫婦漫才を聞かされているようなものである。
②『アニー・ホール』の二人が別れずに結婚して20年くらいたったらこんな風になるのではという感じ。
③結婚して数年も経つとろくに話もしなくなる夫婦に比べたらまだ良いと思うのだが、映画の初めの方はお互いへの不平不満を言い合って、今までのウディ・アレン映画なら夫婦の崩壊・再生というドラマになるのかと思いきや、隣人の頓死に疑いを持ったキャロルが独自で探偵ゴッコにのめり込むようになってから夫婦の会話はその話ばっかりになる。
殺人だと言い張るキャロル。「病院に行った方が良い」と懐疑的なラリー。
これがまるで夫婦漫才の間と面白さ。
④
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