劇場公開日 1994年8月13日

「追悼 ダイアン・キートン」マンハッタン殺人ミステリー なかじwithみゆさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 追悼 ダイアン・キートン

2025年10月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

カワイイ

きっと100才になっても
ジャケットの上からウエストに
太いベルトをして颯爽としていると思っていた、
ダイアン・キートンが亡くなった。

そのニュースに朝から空虚感に襲われる。
(が、ワンコの大切な散歩があるので、その安全確認も含めて悲しんでばかりもいられない。)

ダイアン・キートンは70年代から素敵過ぎて、
いつもいつも素敵過ぎて。
ロバート・レッドフォードの次が
ダイアン・キートンだなんて、
僕の映画世界から大切なものがムリヤリ削がれた、
みたいな虚しさが消えない。

ダイアン・キートン作品はスキな作品が多いが
(スマン、監督作は微妙である)
コミカルなものを追悼に。
「マンハッタン殺人ミステリー」はウディ・アレンへの友情出演として輝く。
(撮影前にゴタゴタスキャンダルがあったので、急遽の参加でも、昔のコンビネーションはファンにはうれしい。)

観ながら、色々昔の思い出が鮮やかになる。
初めてアニー・ホールを観たこと、
マンハッタンを観たこと、
レッズを観たこと、
ミスター・グッドバーを探してを観たこと、
ゴッドファーザーにロンリー・ハートにマイ・ルームに。
僕が映画を追い求める、その中心にいた
ダイアン・キートン。

ウディ・アレンとダイアン・キートンの、別れても友情関係、愛情関係が、
きっと人間愛なのかもしれない。
アニー・ホールから、くだらない言い争いばかりでも
思いやりのある関係。
「マンハッタン殺人ミステリー」は僕のなかで、その永遠
のようで、安心できる。

なかじwithみゆ
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