「痛快娯楽西部劇かと思いきや!?」真昼の決闘 Duchampさんの映画レビュー(感想・評価)
痛快娯楽西部劇かと思いきや!?
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恥ずかしながら初見。
フレッド・ジンネマン監督の傑作西部劇映画。
今日結婚した保安官(ゲイリー・クーパー)!
が、幸せも束の間!4人のならず者がお礼参りをしに昼の列車で街に来る!!
奴等を迎え討つため、仲間を募るが事態は思わぬ展開に、、、
七人の侍的に、かつての恩師や馬の合わない若造がチームを結成するのかと思ったのだがーー、
一向に仲間が増えないまま 正午を迎える!!
いやいや、ピンチになったらあの若造が助けに来るんだろう?え、まだ来ない!?
ラスト10分、怒涛の銃撃戦でクライマックス!
ようやく四人目を殺し、妻(グレース・ケリー)を抱き抱えた途端に住民が蛆虫のように沸いてくる。。
バッジを地面に捨て、街から出て行ってTHE END。。
身の危険が迫った途端に剥き出しになる人間の本性。
こんなに後味の悪い西部劇は初めて観た。
映画評論家がよく現代のハリウッド映画は長過ぎると言うが、この映画で痛感した。
鐘が鳴ってからの演出とラスト10分の銃撃シーンは息を呑む展開。
開始から終わりまでわずか84分!全く無駄がない!
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