劇場公開日 1952年9月16日

「ジョン・ウェインが激怒した名作‼️」真昼の決闘 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ジョン・ウェインが激怒した名作‼️

2024年6月30日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD

泣ける

怖い

興奮

この映画は辞任直後の保安官が、お礼参りに来た四人のならず者と決闘する西部劇‼️ストーリーを聞くと、定石を踏まえた痛快娯楽西部劇のように思えますが、この作品ほど恐ろしい映画はないですね‼️初老の保安官が一人では無理だと、町の住人に協力を求めるが、誰も応じてくれない。最初は協力を約束していた住民が臆病と不安が引き金となり、住民の打算や卑劣さがいろいろな形で露呈される‼️これは究極のファシズム映画でもあると思います‼️人間って汚くて、ホント恐ろしい‼️全編を通して保安官の怒りはならず者ではなく、住民たちへ向けられている気がしてなりません‼️そしてゲイリー・クーパー扮する保安官の85分は、我々観客にとっても85分‼️リアルタイム進行がもたらすその緊迫感‼️主題歌「ハイ・ヌーン」も素晴らしい‼️新妻グレース・ケリーの美しさも素晴らしい‼️ゲイリー・クーパーの凛とした佇まいも素晴らしい‼️そして何より全てを完璧にまとめ上げたフレッド・ジンネマン監督の演出が一番素晴らしい‼️

活動写真愛好家