「毒薬と令嬢」マデリーン 愛の旅路 jarinkochieさんの映画レビュー(感想・評価)
毒薬と令嬢
1857年のスコットランドのお嬢様が起こした
スキャンダラスな事件を題材にした映画
現在では大半の研究者が彼女の犯行を確信しているらしい
アン・トッドが実年齢(41歳!)をあまり感じさせないが、当時では考えられない、恋に溺れ、追いつめられ、犯行に及んでしまった 若い女性にはちょっと見えない時があり
主人公にあまり同情を寄せられなかった
反対に(その年齢により?)
冷淡さが強調されたような気が
(これでいいのか??)
映画は観客の判断に任せるようにしたのだろうが
ちょっと物足りなかったような
それでも物語はテンポよく進み
美術や衣装、スコットランド民謡による踊り
毒薬の使用法、地下の寝室とか面白かった
有名な建築家の家系でもあり
地階の別の活用法を
マデリーンは思いついたのだろうか(笑)
優秀な弁護人がついたのも家系の強さだが
彼女の名前は知れ渡り、その後の2回の結婚で
名前を変えているようにも思える
またアメリカに渡り93歳で没している
(アメリカはいい逃亡先でもあるのね)
婚約者が「友人が助けてくれる」と言っていたように
スコットランドのアッパーミドルクラスのネットワークも活用したのだろうか?
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