マッド・シティのレビュー・感想・評価
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『ナイト・ミュージアム』でも使われた博物館
クビになりそうな男サム(トラボルタ)が館長に言い寄ってていたが、銃が暴発して警備員に当り、子供達が人質となって立て篭もり事件となってしまう。スクープのためトイレで中継していたフリーランサーのマックスはすぐに見つかってしまうが、警察もやってきて徐々に引き下がれない状況に・・・。そんなつもりじゃなかったサム。経験豊富なマックスのおかげで徐々に本気になってしまった。
最初は特ダネだけを狙ってたマックスだったが、徐々に犯人に同情的になり、世論の操作もいい方向に向かう。立て篭もりも時間が経つにつれ、サムのTシャツを売り出す者まで出てくる始末。なんだか有り得そうなところが面白い。
国民の同情票もかなり集めていたけど、黒人警備員が死んでしまったこともあり、どうにもならなくなった。マスコミの視聴率稼ぎや保身のためのエゴ。一時は解決策も見つかりそうだったのに・・・。サムが爆弾まで用意していたことによって、悲しいエンディングになってしまった。
社会派要素もいっぱいあるけど、時間の経過がリアルじゃなく、途中からの緊迫感が薄れてしまった。ケビン(アルダ)というネットワークの記者の存在、そこまで悪意がある人物ってのも悲しくなってしまう。ラリー・キングもかなり目立ってたけど、彼くらい中立な人ばかりだといいのだが・・・
けっこう面白かった
ジョン・トラボルタがちょっと頭の弱い役で、すごくはまっていた。すごく同情したい気分になった。
ダスティン・ホフマンの助手の女が最初は健気な感じだったのに、最終的に赤いドレスを着て現場にいたのがイラッときた。
そんなに抜群に面白いわけではないんだけど、最後まで飽きなくて、けっこう面白かった。
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