劇場公開日 1969年4月5日

「これこそ娯楽映画」マッケンナの黄金 papatyanさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5これこそ娯楽映画

2022年7月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

アメリカ西部の秘密の谷に眠る、黄金のありかを示す地図を手にした保安官マッケンナ(グレゴリー・ペック)が、一獲千金を夢見る者たちに狙われる。特撮を駆使したスペクタクル・ウエスタン「マッケンナの黄金」。当時、テアトル東京で観た“シネラマ”の大スクリーンに炸裂するアクションと大西部の景観は忘れられません。
映画冒頭、ハゲタカの目線でスクリーンに映る迫力の荒涼たるキャニオンの映像。バックに流れる“ホセ・フェリシアーノ”が歌う「マッケンナの黄金」の主題歌「Old Turkey Bazzard」が、また映画の雰囲気を盛り上げます。当時、オリジナル・サウンドトラックのレコード買いました。
アカデミー特殊効果賞受賞作「ナバロンの要塞」(1961年)のグレゴリー・ペック(主演)と、J・リー・トンプソン(監督)が再び手を組んだ西部劇映画の大作「マッケンナの黄金」。共演は「ドクトル・ジバゴ」(1965年)のオマー・シャリフ。
グレゴリー・ペック、さすが名優です。オマー・シャリフも名優との共演で、しかも大役、頑張っています。
撮影半ばにして、 カール・フォアマン(製作)の持っていた1,450万ドルの予算が吹っ飛んだと言う逸話がある、これこそ娯楽映画。何度観ても面白い映画です。

papatyan