マッケンナの黄金のレビュー・感想・評価
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皆で黄金ゲットの旅へ
出だしの歌とナレーションが長くて正直退屈なスタート。
「ノリ」がコメディ調のアドベンチャーなのか、いまいちわかりずらい感じです。
一緒に待機してる老人から、黄金の逸話を聞いて踊りだす悪者達。話だけでノリノリになるかなぁ・・・(苦笑)
とにかく善人も悪人も、黄金欲しさに一緒に旅する話し。総勢30名くらい居そうな「黄金欲しい連中」が騎兵隊に次々と撃たれる中盤以降は結構面白かったです。
・美しい溜め池みたいな所でリラックスしてるのに、インディアン女は嫉妬?独り占めしたいから?わかりずらい場面だった
・この時代の映画によくある、テレビ放送90分だけではなく全編吹替えで観れます
・川を渡る、谷を登る~崩れるなど随所で手作りぽい部分があるが、景色(映像)は良好です
黄金みつかってから各人の攻防は本性が出ていたし、アクションシーンも悪くなかったので前半の退屈さが残念なんだけど、個人的にはまた観たくなる映画でした。
少々強引な演出だし物語としては単純ですが、現代の映像とは一味違う手作り感を私は評価します。
果たして悪役の人も、こっそり盗んでいたのかな...
これこそ娯楽映画
アメリカ西部の秘密の谷に眠る、黄金のありかを示す地図を手にした保安官マッケンナ(グレゴリー・ペック)が、一獲千金を夢見る者たちに狙われる。特撮を駆使したスペクタクル・ウエスタン「マッケンナの黄金」。当時、テアトル東京で観た“シネラマ”の大スクリーンに炸裂するアクションと大西部の景観は忘れられません。
映画冒頭、ハゲタカの目線でスクリーンに映る迫力の荒涼たるキャニオンの映像。バックに流れる“ホセ・フェリシアーノ”が歌う「マッケンナの黄金」の主題歌「Old Turkey Bazzard」が、また映画の雰囲気を盛り上げます。当時、オリジナル・サウンドトラックのレコード買いました。
アカデミー特殊効果賞受賞作「ナバロンの要塞」(1961年)のグレゴリー・ペック(主演)と、J・リー・トンプソン(監督)が再び手を組んだ西部劇映画の大作「マッケンナの黄金」。共演は「ドクトル・ジバゴ」(1965年)のオマー・シャリフ。
グレゴリー・ペック、さすが名優です。オマー・シャリフも名優との共演で、しかも大役、頑張っています。
撮影半ばにして、 カール・フォアマン(製作)の持っていた1,450万ドルの予算が吹っ飛んだと言う逸話がある、これこそ娯楽映画。何度観ても面白い映画です。
本当に残念な映画だった こんなに大きな構えで撮っているのに 場外ファールだ
つまらない
がっかりだ
監督はナバロンの要塞を撮った人
そのよしみでグレゴリー・ペックが主演
脇をオマル・シャリーフとテリー・サバラスが固める豪華俳優陣
カメラの腕も良く素晴らしい絵が撮れている
クライマックスの特撮も見事
音楽はクインシー・ジョーンズ
キャッチーで耳に残る曲はないが、劇伴としては主張しすぎず水準は高い
主題歌のホセ・フェリシアーノの曲は良い曲で印象に残る
彼は盲目の歌手であるので、劇中のアダムズとかけているのだと思う
効果音など音響も1969年の作品なのに神経がなかなか行き届いて音場の広がりや音源の定位には快感すら覚えた
しかし、これだけ力が入った映画なのにつまらないのだ
そもそもグレゴリー・ペックが主演すべきではなかった
黄金で人が皆狂ってしまうというテーマなら、彼のキャラクターは一人冷静でテーマがブレてしまっていていったい何を言いたい映画なんだ?となってしまう
本当に残念な映画だった
こんなに大きな構えで撮っているのに
場外ファールだ
スペクタクル
グランド・キャニオンの真っただ中、保安官マッケンナ(ペック)はいきなり老アパッチのライフルに脅かされ、撃ち合いとなって彼を殺してしまう。彼が持っていたのが黄金のありかを示した地図。しかし、マッケンナもまた黄金を探し求めていたことがあり、嘘くさい!とその地図を焼き捨ててしまう。そこへ現れた悪党のコロラド(シャリフ)。アパッチ族の仲間も含め、黄金を欲しがる者ばかりの集団。捕えられたマッケンナ。そのアジトへ他の無法者ベン・ベイカー(イーライ・ウォラック)が現れる。色んな職業の者、新聞編集者、牧師、店主など、そして中には盲目となった伝説のアダムズ(エドワード・G・ロビンソン)もいた。彼らはともに黄金を求めて団結するが、コロラドを追いかけていた騎兵隊を撒くために分裂。生き残った5人・・・マッケンナ、コロラド、判事の父親を殺された娘インガ(カミラ・スパーヴ)、かつてマッケンナの恋人(?)であったアパッチの娘ヘシュ・ケ(ジュリー・ニューマー)、アパッチの青年。だが、執拗な騎兵隊だったが、すでに昇進を諦めた軍曹のティッブス(サバラス)が部下を殺し、黄金探しのメンバーに加わってしまう。
そんな奇妙な関係を保ちながら冒険へと旅立つ6人だったが、今度はアパッチ族の集団に襲われる。まるでインディ・ジョーンズのような展開。筏で川を下るシーンも見事。そしてついにいい加減な地図の目的地に到着する。「黄金なんてない」と言い続けてきたマッケンナの「夜明けになると谷が現れる」というハッタリも真実となってしまった・・・おいおい。
黄金郷を見つけた6人だったが、伝説通り、殺し合い。嫉妬に狂うヘシュケとインガ。そしてアパッチの言い伝えである精霊の怒り。ティッブスもあっさり殺され、残ったのは丸腰となったコロラド、マッケンナ、インガだけ。崖の上での死闘も再度現れたアパッチによって絶体絶命となったが、突如襲ってくる地震(老アパッチの怒りか?)によって命からがら谷から脱出。最後には奇妙な友情によって、コロラドと別れる2人だったが、こっそり採ってあった金塊・・・気づかないままエンディングを迎える。
黄金なんて殺し合いの元凶。人の心を狂わすものだ。清純派のインガが狂ったように黄金の夢を語る演出もにくい。悪党のコロラドも死なないというプロットも風変わり。まぁ、ストーリーよりはスペクタクル映像を楽しむ映画なのだが・・・
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