「さすがの格調 ペック選手」マッカーサー 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)
さすがの格調 ペック選手
太平洋戦争序盤のフィリピン撤退から復帰、終戦、占領軍、朝鮮戦争、解任、退役演説、要するに彼の一番輝かしい時期を描いています。
よって、幼少期や青年期、老後の生活は一切省かれているので日本人から観ても昭和史の勉強的な作品であり、視点も公平です。
但し、基礎知識があることを前提に作られており、開戦までの経緯や、人物の説明的なシーンは一切ありません(例えば戦争中にルーズベルトが死んでトルーマンに代わる)。
かなりのエピソードを2時間強に詰め込んでいるのでシーンが変わる度に、「あ、あの人」ってすぐわからないとちょっと厳しいかもしれません。
よって、少しWW2から日本降伏と進駐、朝鮮戦争までの流れを先に頭に入れてから観た方がよいでしょう。
記録的な作品なので人物描写などの内面性は希薄です。
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