「当時は不気味だろうな」魔鬼雨 sallyさんの映画レビュー(感想・評価)
当時は不気味だろうな
毎年恒例のカリスマ祭で、1975年制作、公開の「魔鬼雨」が上映されたので、見に行きかした。
実はこの「魔鬼雨」私が小学校4年生の時に公開、雨が人間を溶かすと言うキャッチフレーズで、スマッシュヒットして、かなり話題になりました。
アメリカでも、「ジョーズ」に続く大ヒットしたと聞いています。
当時、見たかったのですが、まだまだ映画ファンなりたてということ、お金も面でもちょっと無理で、3番館落ちも見逃していました。
その後も、テレビ放送でも、見逃し、ビデオ、DVDでも、見逃したまま本日まで来た事で、実は、私が生涯で、見たい1本の作品でした。
今回の上映は、ちょっと熱狂!リマスター版の上映ということ、多分、半年後には、ブルーレイで、ソフト化されるとは思うのですが、一応、スクリーンでの経験を選んで見ることにしました。
実に何十年越しの念願です。
ま、内容の方は期待はしていませんでしたが、本作品、カルト集団に関する内容で、本作品の少し前に、ピーターフォンダ出演の「悪魔の追跡」 もそうでしたが、カルト集団を題材に使用した作品って、当時の日本ではあまりお馴染みではなかっただろうな、「エクソシスト」だって、公開当時は、悪魔払いの内容に、驚いた人もいるでしょうが、理解できなかった人もいると思います。
本作は、正に、神対悪魔の代理対決とでも言っていいのではないでしょうか。
アーネスト・ボーグナインはいい味出していたね。
ただ、本作品の正式タイトルである「THE DEVIL'S RAIN」と言ったように、溶かす雨でいいのですが、しかし、溶かす雨に関しては、本作品では、あまり重要ではありません。
しかし、雨で溶けるシーンは、当時の作品としては、よく描かれているのではないかと思います。
その後作られる「溶解人間」でも同じような特殊効果が使われているけど、関連があるのかな・・・
しかし、「THE DEVIL'S RAIN」を邦題で、「魔鬼雨」と考えた人は、頭がいいね。
邦題は、本当にいいと思うね。
ラストは、私好みの終わり方・・・
ま、1回みれば十分だと思う。