「『本土♥？へ逃げる』」新ポリス・ストーリー　マサシさんの映画レビュー（感想・評価）

『明日、九龍駅から中国へ逃げる』と字幕では訳されているが、吹き替えでは『明日、クーロン駅から本土♥へ逃げる』と吹き替えている。まさに吹き替えは中国(中華人民共和国)への忖度である。
返還される香港の立場を、中国に対して弁解したプロパガンダ映画。ジャッキー・チェンが可哀想だが評価しようが無い。
Windows95がまだ登場しない。また、インターネットやGUIコンピュータもアップルのClassic2程度の時代だ。DOS/Vがまだ残っていた時代。『逆探知出来ませんでした！』って言ってサスペンスが醸し出せた時代。アナクロで日本の刑事ドラマの様なストーリー展開だ。日本映画は未だにこの手法を使っているが。
香港は返還される前から、中国へ忖度していたのだ。まぁ、当然と言えば当然だが。返還はこの映画が公開された4年後。日本の財閥系自動車会社はこの頃は低迷で、ジャッキー・チェンとのタイアップは終了していたのか？カーアクションもそれほどでも無い。