「人生の最後に1曲だけリクエストできるとしたら」ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンスプラッシュ Mさんの映画レビュー(感想・評価)
人生の最後に1曲だけリクエストできるとしたら
私は迷わず「Natty Dread」の「No Woman No Cry」を選ぶ。「Live!」の方ではない。
たぶんみんなが好きなのは後者の方だろう。ドラマティックでかっこよく。でも、私はのどかでのんびりとした前者を選ぶ。
そんな私の評価5を鵜呑みにするのは危険です。
昔、渋谷陽一が「サウンドストリート」という番組でこんなことを言ったことがある。
「ジョン・レノンが死んだ時には、僕たちはみんな涙した。でも、ボブ・マーリーが死んだことを聞いても(自然の一部としての人間なんだから)「そんなこともあるよな」と思える。それが彼の凄いところだ」と。
そんなボブ・マーリーは、この映画ではなかなか出てこない。ほんとに出てこない。いつまでも出てこない。
だから、私のような思い入れのある人でないと、なかなか退屈な映画かもしれない。
でも、(曲として、音としてしか知らない者としての)私にとっては、動いているボブ・マーリーが「No Woman No Cry」を歌っているシーンを見れるだけでも充分幸せだった。
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sow_miyaさんのコメント
2024年3月8日
近隣の映画館での公開は5月に入ってからの様なので、まだまだ当分お預けですが、Mさんのレビューで楽しみが増えました。
No woman no cry、私も大好きです。