炎の人ゴッホのレビュー・感想・評価
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謎が多くとも
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ゴッホという人の死や心の中は謎めいている
だから真相は分からないけれど
この映画は観ていると胸が苦しくなるほど
他人と自分のギャップや芸術を極めることの
大変さを思い知る。
結局のところ他人は都合のいいことしか
言わないのよね…己の道を人の意見をものともせず
貧しくとも突き進むゴッホに泣けてしまいます。
主人公のカークと監督ミネリのタッグが良かった!
まだカーク様はご健在のようですので健康を
心よりお祈り申し上げます。
でも弟さん、テオ?だっけ?
兄弟愛に感動しました。
あんな弟が欲しかった。
わたしも比較的誰にも理解されないタイプなので
ゴッホの気持ちは痛いほど分かるわ♡
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自然美に魅せられた画家
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序盤から明らかに発達障害という描写で、本人の自覚も周囲の理解も足らず、随分と苦労したのだろうと思います。親切にしてくれる人、自分の味方でいてくれる人が少なかった分、居場所も必然的に限られ、転々としたように見えました。
牧師の家系に生まれ、一時は自身も聖職者を目指した彼は、少なくとも発作の前までは、自然美の中に神が宿るのを見い出していたように感じました。決して穏やかではない筆使いから、そういう視点で鑑賞したことがなかったので、新しい発見でした。
どこかで見たなという風景が、絵画を基に再現されていて面白いです。作品の作成順も整理されます。
生前確実に売れたのは一作だけで、経済的には生涯弟に支えられていましたが、この時代に行けるものなら、全作品買い取ってあげたいくらいです…(^^)。
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