「記憶に残る名作」ポセイドン・アドベンチャー(1972) 藤崎敬太さんの映画レビュー(感想・評価)
記憶に残る名作
公開年からすると、自分は7歳くらいで観ているが、それ以来の再鑑賞。
特に、太ったおばあちゃんが当時自分の優しい祖母とダブって見えて印象的だったが、
再鑑賞してみて、あの、潜るシーンで涙が出た。
遺されたおじいちゃんに、ロゴは言う、『あんたの奥さんは素晴らしい人だ』(ニュアンス)。
そしてスコット神父の最期の言葉、『神よ、これ以上生贄を増やさないでくれ』(ニュアンス)。
皆が脱出できるよう、ぶら下りながら蒸気を止めた後、火の海に沈んだスコット。
他者を救うために、自分が犠牲になる。人間の最も美しい姿を感じた。
自分なら、できるのか。
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