星空の用心棒のレビュー・感想・評価
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『キル・ビルvol1』のアニメパートでこの映画の楽曲が使われている。
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邦題と内容が全く合ってない(笑)。とにかくテッド役ジュリアーノ・ジェンマは徐々に事件の真相を理解しながら復讐者となっていくストーリーだ。冒頭からしばらく、3年も独房に入れられていたジェンマはボサボサ頭と長いひげ。最初はわからなかったぞ。やがてコッブ一味であるダグラス保安官とモールス信号で通信係をするゴメスに散髪させるところがいい。髭を剃らせるとき、今がチャンスだぜ!なんて拳銃を突きつけながら髭をあたらせる。
テッドはかなりボンボンで、父親は鉄道王?そんな父親も服役中にダグラスに殺されていたらしい。父親の鉄道の利権を奪って、メキシコ革命軍への武器密売を行っていたかなりの悪人コッブ。それを判事に悟られず、テッドだけを陥れて罪を着せたのだった・・・
どうやって復讐するのかという楽しみはあっけなく死体の山を見せつけられるだけで、その過程がわからないところが残念。その反面、テッドの恋人もダグラスの妻となっていたし、復讐へと駆り立てる心理だけはわかりやすい。そしてあっけなくダグラスはテッドに殺された・・・まじであっけなく・・・
自首して判事にコッブの正体を悟らせるため武器密売現場を見せようとしたり、その直前には捨て身技で革命軍にボコボコにもされた。最後のドンパチは長いし、盛り上がるのは確かだが、途中の緻密さが欠けている。ただ、狂言回しのような存在である歯医者とその姪ドロシーは面白かった。
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