ヘンリー五世のレビュー・感想・評価
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アツいヘンリー五世に惚れぼれ
シェイクスピアの歴史劇の映画化。2つあるうち、ケネス・ブラナー監督作品を鑑賞しました。
15世紀の英国王の、フランス遠征の史実に基づいたお話。
あらすじも知らないで鑑賞しましたが、裏切りあり、戦いあり、恋心あり。庶民の皮肉っぽい本音も見えて面白かったです。
栄光の先の無常をさらっと語る幕引きが、なんとも言えない余韻を残しました。
堂々としてアツいヘンリー五世を演じた、まだ20代のケネス・ブラナーに惚れぼれです。監督・脚本も務め、作品を理解し尽くした自信に満ちているって感じ。決戦にあたっての演説は迫力でした。当時のパートナー、エマ・トンプソン演じる可愛いキャサリン妃を口説く場面も、なかなかの見どころでした。
子役時代のクリスチャン・ベールは、とても印象的な役どころでした。
日本でいえば安土桃山時代の終わり頃が初演、偉大なりシェークスピア、です。思ったより面倒くさくなかったので、他の作品にも興味がわいてきました。
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