ペトラ・フォン・カントの苦い涙のレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
著名なファッションデザイナーのペトラ(マーギット・カーステンゼン)。
彼女は高慢で、アトリエ兼居室から一歩も出ず暮らしている。
無口な助手のマレーネ(イルム・ヘルマン)を僕(しもべ)のように扱って。
そんなある日、友人が訪れ、若くて美しいカーリン(ハンナ・シグラ)を連れてき、ペトラはカーリンに惹かれて同棲をはじめる。
しかし、奔放なカーリンは、次第にペトラから離れていく・・・
といった物語。
全5場面で綴られ、ペトラのアトリエ兼居室からカメラは一歩も出ない。
ここいらは、戯曲の映画化然といったところ。
長回しを主体したカメラは、ミヒャエル・バルハウス。
構図、ピント送りを工夫し、映画的に表現している。
が、如何せん、ハナシがあまり面白くない。
特に、前半、カーリンが登場し、ペトラがカーリンに入れ込むようになるまでが冗長。
ペトラの人物描写のために必要なのはわかるが。
リメイク版のフランソワ・オゾンは、この部分は大体に省略した。
演技陣では、ペトラの助手マレーネの無表情ぶりが秀逸。
カーリン役のハンナ・シグラもはち切れんばかりの健康美を放っている。
Ich liebe dich.
本作評価高く期待したが、
本作から
何を学べば、受け止めればいいのだろう。
前半長すぎ。
50年前のせいか、
お顔、ファッション、あまり好みでない。
朝が過ぎたら早めにベッドから出るべきだろ?
ビッチ早く酒を飲まないとか?
ファッションデザイナーか知らないけれど、
お金かかってそうだけどやたら露出多め、
バスト強調の似合わないドレスはやめましょう
とか、
娘ガビがマトモで正しい。
マレーネに頼む時はもっと丁寧に、とか。
マネキンといえど、スッポンポンの男女を
ベッドの中で変に置かない、とか。
せっかくお祝いに来てくれた
友人娘母親の心を傷つけないよう、とか。
プレゼントに裸の人形?????
マレーネ出て行ってしまった。
一言も発せずに。
スーツケースにポンポン荷物を放り込んでいる
しぐさ、別人。
あの人形、お気に入りだったのか?
ペトラみたいになってはいけないのだ。
カリーンのせっかくの誘いを断ったペトラ、
溜飲下がったか?
だけど、涙こぼれている。
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