「マレーナの存在感たるや。」ペトラ・フォン・カントの苦い涙 ラーメンは味噌。時々淡麗醤油。さんの映画レビュー(感想・評価)
マレーナの存在感たるや。
5章構成の女性だけの密室劇。
ベッドの上で女子トークの恋バナが始まった時は、これがずーっと続けば最後まで観る自信がなかったけど、使用人のマレーナのおかげで
作品に入り込むことができた。
ひょっこり系、家政婦は見た系、火サス系など、台詞は一切なく終始無表情だけど、仕草や間の取り方でその時の感情が読み取れる。感情豊かで台詞の尽きないペトラとは対照的なだけに、視線が釘付けだった。
最後にペトラとマレーナの絡みがあるはずと踏んでいたけど、結末含めて満足のいく一本だった。
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