プロムナイト(1980)のレビュー・感想・評価
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ジェイミー・リー・カーティス
80sスラッシャーです。 2008年のリメイク作は『X エックス』のブリタニー・スノウ主演ですが、 コッチのオリジナル版は『ハロウィン』のジェイミー・リー・カーティス主演。 高校が舞台で、プロムの話で、すごく『キャリー』っぽさを感じた。 アメリカ文化が好きで、アメリカの高校生活に憧れもあり、けっこう楽しめました。 シリーズが4作あるそうですが、つながっていないそう。 この1しか観ておりません。 でも、アメリカの高校生にとってプロムって重要なのね(笑)
当時の世相を感じさせるサスペンスホラー!
’80年代の世相を感じさせるようなサスペンスタッチのホラー! 当時のSFX(?)を駆使しては終盤に見られる首チョンパのシーンが斬新であったのであろうが・・・・・!? 現代のホラー映画のような視覚的嫌悪感を感じさせるようなシーンは少なく、むしろサスペンスに近い作品に思われる。2008年にリメイクされているようなので、そちらの作品については未見であるが、このテーストだと結構楽しめるのではないかなと!? ジェイミー・リー・カーチスのどうにも老けた感の強い高校生役も意外と作品の中では嵌っていると思うのだが・・・・・・
絶叫クイーンのジェイミー・リー・カーティス!ジャネット・リーのDNAを受け継いだ真のクイーンだ!
最も怖いのが序盤、廃校でシリアル・キラーごっこをする子どもたちであろう。言ってみれば単なる“かくれんぼ”だったのだが、一人の子を集中的に「キラーが来る!」と怖がらせるイジメみたいなものだった。ついかくれんぼに遭遇してしまったロビン・ハモンドは、怯えて後ずさりしながら窓から落ちて死んでしまうのだ。いじめていたウェンディ、ジュード、ケリー、ニックの4人はこの事件に関わってないことにして、彼らだけの秘密にしていたが・・・ 6年後、彼らは高校3年生となっていて、プロムのキング&クイーンにはニック、そして亡きロビンの姉キム(カーティス)が選ばた。ニックだけはロビンのことを打ち明けようとしていたが、他の3人の女の子たちはすっかり忘れてしまったようだった。プロムに男の子と参加するためにウキウキ気分。 高校の校長はレスリー・ニールセンが演じている。彼はロビンの父親でもあり、末っ子アレックスも高校に通っている。ニールセンはどうしても『裸の銃を持つ男』のイメージが強くて、6年前の被害者の父親、校長でもあるのに、コメディを予感してしまう。が、何も起きない。 『スクリーム』('96)でも取り上げられた今作。生き残るためには「セックスはするな」「酒・ドラッグは厳禁」といった教訓をことごとく破って、ケリー、ジュード、ウェンディその他が殺されていく。ウェンディなんて横恋慕はするし、わざわざひと気のない方向へ逃げていってるし、この映画によってホラーの王道が作られた感じもする。 どちらかというとホラー映画というより、サスペンスといった雰囲気で、犯人当てクイズみたいな趣きもあった。わけわからなくする登場人物として、6年前の事件後に犯人と目されていた男が全身やけどを負い精神病院に入院中だったのに逃亡して、看護師一人を殺している。それがその廃校で起こったためか、刑事(ニックの父親)が「高校を中心に捜査しろ」などとバカなことを言う。まぁ、彼の直感は当たってたけど・・・ミスリードがちょっと弱い。 ホラー、スプラッター感が出てきたのは最後に殺された人のシーンのみ!それまでは殺人の直接描写もなく、まじで推理モノだった。黒覆面の男。復讐するにしても犯人は二人に絞られてくるし、ちょっとラストは可哀そうにも思える。犯人を知りたい方、『スクリーム』の元ネタを知りたい方はどうぞ、ご鑑賞ください。
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