ブロードキャスト・ニュースのレビュー・感想・評価
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二人の男と一人の女
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顔と要領はいいけど中身のない男、頭はいいけど顔と要領が悪い男、仕事はできるけど可愛げのない女…。
そんな三人の、どこにでも転がっていそうな三角関係をコメディタッチに描いた作品ですが、個人的には大好きな映画です。
イケメン役のウィリアム・ハートが狡さ軽さ可愛いさを絶妙に演じていて、観た当時はそりゃあもう虜になりました。
それより何より女に可愛げが無さ過ぎるところがイイ!
イイなあと思ったのは、辛い別れの後で女一人でタクシーに乗り込むシーン。
本当だったら泣き崩れるべき所なのだけど、女はしっかり者なので、細かい経路の指定をテキパキとしてしまう。
もの凄く悲しくても泣き崩れることなんて出来ない。強いから。
恋の成就だけが人生じゃないんだなと、観た当時思いました。
監督のジェームズ・L・ブルックスのいい所は、人の欠点を別に美化することなく描いて、それでも人生悪くないって思わせてくれる所。「恋愛小説家」もそうでした。
ほろ苦だけど楽しい映画です。
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