「監督の語る〈階級〉の存在」ブルワース jarinkochieさんの映画レビュー(感想・評価)
監督の語る〈階級〉の存在
不眠の上院議員ブルワース(ベイティ)が壊れ始め
ラップも交えて本音を垂れ流す
疲労した中高年男性の姿も重なる
が、爆発的魅力のニーナ(ハル・ベリー)に出会い
気力回復するオッサン… 崩壊と再生(再構築)
発情しちゃうみたいな処が、自らのプレイボーイ振りを 茶化しているようで 可笑しい
操り人形から 脱皮し始めたところで…
面白いが、展開にひとひねり足らない様な気も
でも、主人公の語る言葉は 監督の意見
民主党も共和党も金の出所は同じ
メディアもその手先
保険業界からの献金で黒人層は助けない
医療費の24%は保険業界へ
社会主義 バンザイ… 等々
1998年の映画だが、現在では更に深化か?
フランスの黄色いベスト運動を見ても、隣の中国を見ても(英米だけでなく)世界中で〈階級〉の存在を思い知らされる
そして日本も着々と…
ベイティ、来日時に態度が悪くて メディアは怒っていたが、今なら少し理解出来るね
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