「現代にも通じる問題を軽快に描く」フライド・グリーン・トマト ピンクマティーニさんの映画レビュー(感想・評価)
現代にも通じる問題を軽快に描く
以前、雑誌の映画特集で「インテリアが素敵な映画」として紹介されていて、1920~1950年代のアメリカ南部のインテリア目当てで鑑賞。
ところが、ストーリー、役者がすばらしく、あっという間の2時間超でした。
舞台は保守的なアメリカ南部。人種差別、性差別、ルッキズム、LGBTQなど、現代にもつながる重いテーマを扱っているのに、明るく、テンポよく、軽快に描かれていて、飽きさせません。
もちろんインテリアも素敵で、また主演2人の存在感と演技力には脱帽です。
学生の頃一度鑑賞したことがあるはずなのですが、年齢を重ねた今、もう一度観ると、たくさんのことが感じ取れます。
珠玉の名作だといっていいと思います。
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