劇場公開日 1992年12月19日

「レイ・リオッタの悪役はまった」不法侵入 うそつきかもめさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 レイ・リオッタの悪役はまった

2025年10月17日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

親切を装って善良そうな警官が、本性をあらわにしたら、とんでもない殺人鬼だったという、シンプルなストーリー。

それ自体は、これと言って新味のない映画なのだが、何といっても、レイ・リオッタの不気味なほどはまるサイコ警官役が上手すぎて、腹の底から、不快な印象を感じてしまうのです。

若い夫婦が追い詰められていくさまを、はらはらしながら見守るしかないのですが、見終わった後に、軽い人間不信に陥るほどです。安易に人を信じちゃダメですね。という、教訓が重たすぎる映画。

夫婦役の、カート・ラッセルとマデリン・ストウも好演。今でこそ、大悪人の役も楽勝で演じてしまうカートですが、この頃は、善良な市民の役がぴったりはまっていました。

うそつきかもめ