「レイ・リオッタの悪役はまった」不法侵入 うそつきかもめさんの映画レビュー(感想・評価)
レイ・リオッタの悪役はまった
親切を装って善良そうな警官が、本性をあらわにしたら、とんでもない殺人鬼だったという、シンプルなストーリー。
それ自体は、これと言って新味のない映画なのだが、何といっても、レイ・リオッタの不気味なほどはまるサイコ警官役が上手すぎて、腹の底から、不快な印象を感じてしまうのです。
若い夫婦が追い詰められていくさまを、はらはらしながら見守るしかないのですが、見終わった後に、軽い人間不信に陥るほどです。安易に人を信じちゃダメですね。という、教訓が重たすぎる映画。
夫婦役の、カート・ラッセルとマデリン・ストウも好演。今でこそ、大悪人の役も楽勝で演じてしまうカートですが、この頃は、善良な市民の役がぴったりはまっていました。
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