「人生の手帖」舞踏会の手帖 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
人生の手帖
ジュリアンデュヴィヴィエ監督といえば、「望郷」をはじめとするジャンギャバン主演作が有名ですが、一番好きなのはこの「舞踏会の手帖」‼️夫を亡くした未亡人が若き日の舞踏会でダンスパートナーを務め、自分に愛の言葉を囁いた男たちを訪ねる旅に出る。しかし一人は亡くなり、その母は精神に異常をきたし狂っている。一人は犯罪者となり眼前で警察に連行される。その他にも神父になった者、町長になって結婚を控える者、闇医者になった者などなど。そして未亡人が一番愛した男は幼い息子を残して亡くなっていた。未亡人は養子としてその息子を引き取る・・・。人間が時を経る事の美しさと残酷さを、現代にも通じる普遍的な物語の中に描いた名作です。
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KENZO一級建築士事務所さんのコメント
2023年5月30日
活動写真愛好家さんへ
たくさんの「共感!」ありがとうございました。
共感頂いた4作品の中ではこの映画が一番好きでしょうか。
数年前からかなり年代物の作品を観る機会を設けましたが、このデュヴィヴィエやエルンスト・ルビッチ等の、時代を超えた普遍的な優れた価値感を持つ映画作品がまだまだあることには大変驚かされます。
今後とも、映画.comでのお付き合いのほど宜しくお願いいたします。