「優しい気持ちにしてくれる」フォロー・ミー ジョニーデブさんの映画レビュー(感想・評価)
優しい気持ちにしてくれる
クリックして本文を読む
大作でもないし、 号泣してしまうのでもなく、圧倒されるような衝撃度もないのに、なぜか私のベストムービーの1つになっています。
仕事で行き詰まった時とか、落ち込んだ時に見ると、心が洗われるような、優しい気持ちになってしまう癒し系映画とでも言ったら良いのかもしれません。
哀愁を帯びたテーマ音楽を聴くと、一気に映画のシーンが鮮明に蘇るほど、映画音楽もこの映画の雰囲気に実に良く合っています。一応ハッピーエンドなのに、ちょっと物悲しいメロディーなんですよね。結局、ミア・ファローと夫にとっては、ハッピーエンドなのですが、トポルにとってはちょっと寂しいことだったのかもしれませんね。
映画史上に残る傑作と言われる「第三の男」を作ったキャロル・リードの遺作となった作品ですが、私にとっては 彼の作品の中ではベスト1です。
また、ミア・ファローの作品の中でも彼女のベスト1だと思います。ミア・ファローは決して美人ではないのですが、何か惹きつけられるものがありますね。フランク・シナトラ、アンドレ・プレヴィンやウッディ・アレンが結婚したのも頷けます。 ちなみに、アンドレ・プレヴィン指揮、ミア・ファローのナレーションによるピーターと狼のLPレコードを今でも持っています。
コメントする