「史実ベースのサスペンスは難しい」ヒンデンブルグ よしさんの映画レビュー(感想・評価)
史実ベースのサスペンスは難しい
飛行船ヒンデンブルグに対するテロを防止する為に苦闘する、ドイツ人将校の活躍を描く物語。
実際にあった「ヒンデンブルグ号爆発事故」をモチーフにした映画。
当時から噂のあった陰謀論を上手にまとめて、サスペンスに仕上げています。
ただ、史実をモチーフにしているだけにラストが決まっているのは、サスペンスとしては致命的に感じます。
余程の意外性を準備しないと、映画としての面白みは難しいように思いますが、残念ながらその意外性は感じませんでした。
「タイタニック」のように、事故発生からのサバイバルをしっかりと描ければ良かったのでしょうが、爆発から墜落までが一瞬だった為に描きようがないのも難点。
そもそも少し難しい企画だったのかもしれませんね。
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