「やっぱり 写真家としての方が…」ビリティス jarinkochieさんの映画レビュー(感想・評価)
やっぱり 写真家としての方が…
「16才を超えた 少女の写真を撮ることに関心がない」と言ってた デビッド・ハミルトン
この映画では そういう訳にもいかず、
20代のダーバンヴィルを 主役にしてる
写真家としては〈独特のソフトフォーカス〉
という分野を確立したが
映画監督しては、どうなのか?
彼の 少女趣味と妄想の世界 は堪能出来る
(美しく 甘い… 品も悪くない… )
昔、少女だったこともある身としては 鼻白むが…
(少女の世界にも 子供なりの残酷さがあったりする)
憧れの女性への同情と恋慕も、あまり伝わらない
(これは 演出の問題だろうか)
俳優の中では マチュー・カリエール(ニキアス役)
の存在だけ、気になる
2016年 ハミルトン 83才
複数女性(モデルだった)から 暴行被害を訴えられて、自殺
自分が 少女の心を傷つけ、その後の彼女達の人生に影を落とすことになるとは、思い及ばなかったのでしょうか
それらが、彼の写真家としての業績に
影を落としたことも、残念です
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