「トランポリンを飛びたい」ビッグ(1988) Kjさんの映画レビュー(感想・評価)
トランポリンを飛びたい
そういう気持ちになる。自らの「大人」を剥ぎ取れば、もっと魅力を持った何かになれるのではないか?「大人」とはそもそも何か?それを纏う意味を自問してしまう。
「大人」でない主人公が社会的な破綻を迎えず、逆に「大人」に染まることの弊害を示している。はっきりと「大人」を否定してくる。それがこの映画の良さでもあり悪さでもある。
FAOシュワルツでの鍵盤で踊る名シーンが印象的。子供にぬいぐるみを買った店。残念ながら2015年に閉店したようである。五番街では賃料が合わなくなった模様。懐古的であってはならぬが、淋しさはある。
コメントする