「もうこの時からすでにゲーハーが来はじめてる感が否めない、若きトム・...」ビッグ(1988) yosさんの映画レビュー(感想・評価)
もうこの時からすでにゲーハーが来はじめてる感が否めない、若きトム・...
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もうこの時からすでにゲーハーが来はじめてる感が否めない、若きトム・ハンクス主演で1988年製作の名作。
12才の悪ガキ、ジョッシュが年上の女の子にほのかな恋心を抱いたりしちゃって、ある夜カーニバルに行った時にその女の子の前で大恥かいちゃうわけであります。
子供だからローラーコースターに乗れなかったことが屈辱でガッカリしている時、カーニバルの片隅にひっそりと在った怪しげな占いマシーンに「大人になりたい」と願をかけます。
で、翌朝目覚めてあらビックリ。
つーかマジで大人になってんぢゃん!てな按配。
占いマシーンを捜して元に戻ろうと考えますが、全国を転々とするカーニバルを見つけるのに半年もかかっちゃう。
じゃあそれまでの間に大人として生活しましょうってなことで、職探しするんでございますが、チョーうまい感じでオモチャ会社に就職でき、子供の感性をフル活用できる長所を社長さんに見定められ、商品開発部の偉いさんに抜擢され、挙げ句には恋人までできちゃうウハウハ人生。
そっからが佳境でございます。
いつしか子供心を忘れ仕事人間になっていくジョッシュ。恋人からは求婚もされちゃうけど、何か違うとか思い始めます。
そんな時に、とうとう占いマシーンの所在が掴めます。
ジョッシュはそのまま大人として生きていくのか、子供に戻って彼の帰りを今か今かと待つ親御さんの元に帰るのか……。
ゴールデングローブ賞を獲得したハンクスの珍芝居で笑え、子供心と大人心を考えさせられるしっとりハートウォーミングな演出ありと、チルドもアダルトも楽しめる良作でございます。
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