HARE TO KE ハレトケ

解説

日本を代表するドキュメンタリストの一人で、スタッフ全員が撮影地で共同生活を送りながら映画製作を続けた故・小川紳介監督とその映画スタッフらの活動を、ドイツの女性監督が記録したドキュメンタリー。1984年のベルリン映画祭で上映された「ニッポン国古屋敷村」に魅了された女性監督は、3年後に撮影機材一式を抱えて来日、3か月半にわたって小川プロダクションに密着して取材を続けた。最近14年間の活動のベースである、「1000年刻みの日時計・牧野村物語」の撮影地・山形県牧野村からロケーションはスタート。牧野の人々と小川プロスタッフの農業を通じた交流を軸に、農村での歴史継承と時間の流れ、農業と映画製作の関わり、スタッフの共同生活などに関するインタビューがさしはさまれていく。また、かつて7年間生活と撮影の場であった千葉県の三里塚にもカメラが向けられ、空港建設と農業のギャップとともにスタッフの活動を通して変わり始めた農村女性の姿も捉える。やがて新たな上映形態である京都・千年シアターでの「1000年刻みの日時計」公開の日を迎える……。監督は、それまで短編映画やビデオでドキュメンタリーを多数制作し、西ドイツの農村の取材や女性問題をテーマにしてきたレギーナ・ウルヴァー。

1988年製作/西ドイツ
原題または英題:Hare To Ke

ストーリー

※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。

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スタッフ・キャスト

監督
撮影
ヘンリエッタ・ロッホ
たむらまさき
音楽
フリードア・ブッツマン
録音
菊池信之
編集
ヘンリエッタ・ロッホ
スザンヌ・ペウシャー
野村忍
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