劇場公開日 1992年7月18日

「【19世紀末、旧弊的なアイルランドから新天地アメリカへ渡った身分違いの男女の恋物語。】」遥かなる大地へ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【19世紀末、旧弊的なアイルランドから新天地アメリカへ渡った身分違いの男女の恋物語。】

2024年2月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■西アイルランドで家族とつつましく暮らしていたジョセフ(トム・クルーズ)。ある日、地主へのデモ騒動に巻き込まれて死亡した父の復讐を果たすため地主のもとを訪れた彼は、そこで美しく破天荒な娘・シャノン(ニコール・キッドマン)に出会う。
 やがて2人は土地を手に入れるためアメリカへ渡る。

◆感想

・今作は初めて鑑賞したが、25年前の作品なのにトム・クルーズとニコール・キッドマンが現在とほぼ変わっていない事に驚く。
 それは、当時はご夫婦だった二人が、映画俳優として節制した生活を送ってきた事が判るからである。
 簡単なようで、これは凄い事だと個人的には思う。

・ストーリー展開もアイルランド時代には身分さがあるが故に、距離を置いていた二人が旧弊的なアイルランドに旅立つシーン。
 あくまで、シャノンはジョセフを上から目線で見ているふりをしているが・・。

<ラスト、ジョゼフが自らの土地を所有するシーンや、シャノンが”昔から好きだった”と告白するシーン。
 今作は、壮大なスケールの作品なのである。>

NOBU