パリで一緒にのレビュー・感想・評価
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オードリーを観ているだけで満足
オードリーヘップバーン扮するタイピストガブリエルシンプソンはウイリアムホールデン扮する有名な脚本家リチャードベンソンの家を訪ねて来た。しかし構想だけで本はまだ出来ていなかった。
のっけからふたりともよくしゃべるね。相変わらずオードリーヘップバーンは清楚なイメージだね。これは初めて観たな。まあオードリーの映画はオードリーを観ているだけで満足だからね。
タイトルなし
監督が一流とは言えないリチャード・クワイんなので映画としては平凡な出来だが、まだ容色か衰える(爺くさくなる)前のウィリアムホールテンと、痛いほどガリガリかつ厚化粧になる前のオードリーなので気楽に楽しく観れる。
あくまで、オードリー・ヘプバーンの美しさを愛でて、パリの光景を楽しむ映画
名作麗しのサブリナのちょうど10年後に、オードリー・ヘプバーンとウィリアム・ホールデンの同じコンビで撮られた企画ものといった内容
あくまで、オードリー・ヘプバーンの美しさを愛でて、パリの光景を楽しむ映画でそれ以上でもそれ以下でもありません
映画業界を舞台にして、映画の中で映画を作るその色々な試行錯誤を重ねるシーンを見せることで10本分以上の様々な設定でヒロイン達の活躍を楽しもうという趣向
こういった趣向は本作が最初なのかはわからないが、過去から様々な映画やテレビドラマで取り上げられているので、そこから半世紀後の21世紀の現代の我々からすると、ああ、あれねとなってしまうのは否めない
たくさんの映画のあるあるを詰めこんで、業界オチネタも多数
そこを楽しめないとおいていかれる
けれどもオードリー・ヘプバーンは美しく、ジバンシィのドレスを颯爽と着こなす姿はただそれを観ているだけで、全てを赦してしまう
撮影時33歳、麗しのサブリナの時からすればもちろんその分歳はとったけれども、大人の女性としての魅力が加わっている
洗濯板のような胸、棒の様な腰と脚
痩せすぎで悪く言えば鶏ガラみたいな身体
だけど美しい、男を虜にする美しさだ
細い肩と細く長い首、小さい顔に大きな目
そのうなじにウィリアム・ホールデンがキスをする
なんともハッとするエロチックなシーンだった
本作は映画としての重要性とかはまるでないけれど彼女のファンなら観て愛でる値打ちはある
そんな映画だ
マレーネ・ディートリッヒをもうちょっと見たかったな
こういう脚本家って売れるのだろうか?とずっと考えてしまった。出来上がりの映画を想像すると、相当破綻したストーリーになっていそうな気もする(笑)結局は、「エッフェル塔を盗んだ娘」という映画を作ろうとしたが、面白くないのでこういう設定にしてしまったという感じなのだろう。
big switch and switch
総合:70点
ストーリー: 65
キャスト: 75
演出: 75
ビジュアル: 70
音楽: 65
脚本家が物語を考えると、その考えた物語が映像として次々に再生される。いややっぱりそれは変えようとなると、やり直しで戻ってまた次の場面が再生される。そして物語を盛り上げるためにどんでん返しとどんでん返し(big switch and switchと劇中で言っていた)の連続を作り上げようとする。そのような演出は個性的でおしゃれではあるが、あまりに物語がやり直しの連続でころころと変わるので、ついていくのはちょっと大変。
それにしてもデートリッヒやカーチスなど本来主役級の俳優に、ちょっとだけ出演させるというのは驚く。どうやってこれだけのちょい役を口説いたんだろう?
物語全体としてはこじゃれた軽い恋愛喜劇。脚本を書くふりをしながらやたらとヘプバーンに近づき寄り添おうとするホールデンと、それを正面から取り合わずさりげなくかわしていくヘプバーン。距離を縮めようとするホールデンと、正面から拒絶するわけではないが最後には逃げてしまうヘプバーン、その距離感がもどかしい。そんな主役二人の掛け合いが軽くて楽しい。物語の変化がちょっと忙しいが、気楽に見て楽しめる健全な恋愛映画。
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