「アナクロな話ではあるが、やっぱり、フランコ・ゼフィレッリは凄く良い...」ハムレット(1990) マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
アナクロな話ではあるが、やっぱり、フランコ・ゼフィレッリは凄く良い...
アナクロな話ではあるが、やっぱり、フランコ・ゼフィレッリは凄く良いと思う。きちんと、時代考証はしていると思うし、殺陣と建物もCG等使っていないし、台詞も長回しをして、メル・ギブソンに芝居をさせている。高級なサスペンスドラマを見たと言う印象を持った。
願わくば、何故デンマーク王なのだろう?イングランドじゃ駄目だったのかなぁ?ハムレットが言うようにきちんと伝えないと、デンマーク王の血筋は狂人って事になってしまう。
ミレイのオフィーリアの絵を思い出した。悲しい。
また、王妃 母親に対して、本当は近親相姦的に愛を感じていたのじゃないかと僕は感じた。
そしてまた、オフィーリアに対して、尼寺に行けと言う台詞は、単純に修道女になれと解釈するのではなく、別の意味があるんじゃないかなぁ?と思った。あくまでも僕の見方だが。いずれにしても、今ではアナクロな話だが、シェークスピアはやっぱり凄い作家だと思う。昼見たマクベスは映画が悪すぎる。と言う事だ。
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