「エロとバイオレンスに徹底」バニシング(1976) odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
エロとバイオレンスに徹底
クリックして本文を読む
特捜デカのバディもの、舞台はマフィアの本家ローマだから毒を以て毒を制する如く尋常でないハミだし刑事。時代的にはTVのスタースキー&ハッチ(1975~)やダーティハリー(1971)人気を意識したのでしょうが、ミスター人食い人種のあだ名を持つホラーの巨匠ルッジェロ・デオダート監督ですから料理の仕方はエロとバイオレンスに徹底しています。タランティーノが絶賛したと言うのも頷けるでしょう。
司法も警察も買収まみれのせいかホシは捕まえるのではなく始末する仕置き人のような特捜デカ、若者を仕切る部長刑事役は007の悪役でも有名なアドルフォ・チェリさん、説教や小言ばかりかと思ったら最後の最後においしいところを持ってゆきましたね。
さしずめイタリアのB級映画、カーチェイスもフェラーリでなくもっぱらバイクですし、お下劣さと暴力性に耐えられるなら吹っ切れている分掘り出し物かも知れません・・・。
コメントする