「名作だらけの年にカルト的な人気を博した作品だが…」バグダッド・カフェ KENZO一級建築士事務所さんの映画レビュー(感想・評価)
名作だらけの年にカルト的な人気を博した作品だが…
キネマ旬報で、「ダイ・ハード」「レインマン」
「ニュー・シネマ・パラダイス」の公開年に
第6位に選出されたカルト的な人気を博した
作品だが、
私は映画館では鑑賞しておらず、
TVで2度ほど観た記憶があったものの、
なかなか理解が及ばなかった印象の作品だ。
今回の改めての鑑賞で、
御節介婆さんがもたらす異文化の交流が、
社会の活性化や人間性の向上をもたらした
との意味合いを感じた。
主題歌の歌詞「l am calling you」が
象徴的にその全てを表しているように思え、
その内容に沿う展開と共に、
映像の面白味も相まって、
少し自分の理解も進んだようには思うが、
この年の充実した公開ラインアップの中での
完成度のレベルと、
果たしてテーマへの深掘りを
充分に演出出来ていたかと振り返ると、
少し疑問も感じる鑑賞ではあった。
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