バウンドのレビュー・感想・評価
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ネオ・ノワールの傑作だ。
犯罪組織の大金強奪を計画した2人の女性を描くネオ・ノワール。
セックスや暴力など、刺激的な描写の一方で、とてもよく練られた脚本と素晴らしい演技こそ、本作の真骨頂だ。
1つの出来事が別な出来事に繋がり、別の出来事が、さらなる出来事に繋がる構成で、全てが繋がる過程を、スタイリッシュかつスリリングに描き切っている。
ジーナ・ガーションは、男性的な前科者を演じたが、とても魅力的だ。ジェニファー・ティリーの悪女ぶりも艶めかしい。ジョー・パントリアーノも熱演だし、キャスト陣の高いパフォーマンスが実に印象的。
テンポも良く、緊張感に満ちた犯罪サスペンスだ。無駄が無く、シニカルなユーモアを適度に混ぜている。ネオ・ノワールの傑作と同時に、レズビアンの愛欲を描いた映画としても一級品だし、最後まで本当に引き込まれた傑作だ。
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マトリックス直前
金のため。殺人のため。互いのために‼
なんか見覚えがあるけど観たことなかったけっこう前の作品。テレビ放映...
良作発見!
格闘素人女性の必死の闘いです。
前科のある女性職人とマフィアの情婦が、マフィアの裏金を奪うために奔走する物語。
CSのレビューを見て「痛快な犯罪劇」と想像していましたが、女性が男性に対して行う、ある種の「復讐劇」と思える物語でした。
情夫に大切にされながらも物のように扱われ、精神的に虐げられる女性。マフィアの惨たらしい暴力に怯えながらも、心の解放の為に踏み出します。
強奪劇も、恐怖との戦い。「痛快」や「爽快」ではなく、素人女性の必死の闘いを「ハラハラ」しながら観ることになります。
楽しめた作品ではありますが、やはり男性目線だと感情移入出来ないところがあり、やや低い評点としてしまいました。
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ウォシャウスキー姉妹
ウォシャウスキーとLGBT
だいぶエロチック
色褪せぬスタイリッシュ
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