「バイタリティ溢れる主人公との矛盾」陪審員 よしさんの映画レビュー(感想・評価)
バイタリティ溢れる主人公との矛盾
マフィアのボスを裁く陪審員に選ばれた女性が、無罪判決に導くようにマフィアに脅され苦悩するストーリー。
最近ではめっきりと見なくなったマフィア物。主人公を脅迫する暗殺者の存在感が秀逸です。残虐性による恐怖だけでなく、変質者としての不気味さを漂わせ、映画としての魅力を高めているいるように感じます。
ただ、主人公がFBIに最初から訴え出なかったことに少々不思議に感じます。勿論、恐怖から精神的に拘束されるケースは良くあることだと思いますが、主人公のバイタリティー溢れる言動を見ると、そう言ったタイプではないように感じます。
あと、ラストはやや弱く感じました。あそこまで引っ張るのであれば、もう一展開欲しかったですね。
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