「ゴールディ濃すぎ・・」バード・オン・ワイヤー odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ゴールディ濃すぎ・・
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訳ありのカップルが殺し屋から逃げ回る映画は多いからだろうか差別化の為にコメディアンヌのゴールディ・ホーン、お尻まで出して大活躍のコメディ仕立て、カーチェイスやバイクではありきたりなのでセスナとヘリの空中戦まで入れて、これでもかとの力の入れよう、ヘリの宙返りは実写でしょうか・・?。ユニバーサル75周年記念映画とあるがたっぷり予算が付いたのだろう、留めはクライマックスの舞台を動物園に設定、面白いアイディアです、猛獣たちに殺し屋もたじたじ、シュワルツネッガーの「イレーザー(1966)」も動物園での決戦でしたね。
見どころ満載なのだが面白さは微妙、もともと笑いとサスペンスは折り合いが難しい、おふざけムードが災いして殺し屋に狙われても真に受け取れない。おまけに音楽までおふざけを助長、名匠ハンス・ジマーを使いながら随所にわざとらしい劇伴挿入はどうしたことか・・。
ゴールディのファンなら文句なしでしょうが彼女が濃すぎてメルギブソンも影が薄い、お金を掛けたB級映画にしか見えなかったのはキャラ設定の甘さでしょうか、成功した敏腕弁護士というのにゴールディは天然キャラのまま、せっかく頼りになる女獣医さんまで出しているのにクライマックスの動物園で活用しないのはもったいない、よくあるハッピーエンドでなく、どっちも選べずまたも行方不明でも面白かったろう・・。下手なコメディ仕立てが仇になった気がします。
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