バード(1992)

解説

朝鮮戦争後の朝鮮半島を舞台に、北と南に別れて暮らすことになった離散家族の姿を描く。離れ離れになった親子の絆を一羽の鳥という小道具で効果的に表した作品。監督は朝鮮芸術映画製作所のリム・チャンボン。彼は他に、「わが息子」「嫁と姑」「春の日の雪解け」「母の願い」などを監督している。製作はパクチャンジョン。脚本はキム・セリュン。撮影はカク・チョルサム。美術はリョ・ヨング。編集はキム・ヨンシル。

1992年製作/北朝鮮
原題:Birds

ストーリー

北朝鮮に住んでいる鳥類学者ユン・ヒョング(ユ・ウォンジュン)は、八〇歳を越える年齢。生き別れになった息子、ミョンオ(チェ・ミョンソン)とは朝鮮戦争以後、四十年以上も会っていないが、それでもヒョングはミョンオの消息を気にかけていた。そんなある日、彼は日本から飛ばされたとされるシベリアムクドリを発見する。日本に生息するはずのないその鳥に興味を持ったヒョングは、調査を開始する。調べるうちに、彼はシベリアムクドリが韓国に住む息子のもとから飛んで来たことを知る。鳥を通じてお互いの生存を確認した二人は、渡り鳥の共同研究に着手することで、再会を果たす。

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