劇場公開日 1995年5月13日

「リーアム兄さん」ネル kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0リーアム兄さん

2021年2月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 湖に映える夕日とネルのコントラスト、闇の湖とネルの泳ぎ、どこを取っても絵になる。狼少年の物語のような設定ではあるが、ジェリーとポーラのとる態度は違っていた。野生児の神秘と自然の美しさが狂おしいまでにマッチしている・・・これだけでも撮った価値があるのだろう。

 無理に正しい英語を教え込むわけでもなく、何とか彼女の発する言葉を理解しようとするジェリー(リーアム)が印象的です。幼児語がどのように発展するかという過程を見せ付けられたような気もするし、他言語を理解する基本をも教えられた。個人的に感じたのは、ジョディのネル語は野生児の言葉というより『E.T.』の言葉のような錯覚さえおこしましたよ。そして、最後まで「チカビー」の意味がわからなかった。。。

kossy