劇場公開日 1986年12月20日

「いい宇宙人なのか?」ナビゲイター kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0いい宇宙人なのか?

2021年2月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 UFOだと思わせておいてフリスビー犬の大会へと場面が変わる印象的なオープニング。78年と86年という短い期間でありながら、流行ってる音楽の会話なんかを上手く使って時代をよく表現してあるなぁと感心したぞ。それにしても周りが全て8年経過しているってのも寂しいものだ。氷漬けにされて孫の世代にまで時代が飛んだというコメディドラマもあったけど、これはほんの8年なのだ!弟が自分よりも年上になるなんてのは悲しすぎる。残念なのは好きだった女の子ジェニファーがどうなったのか?犬のブルーザーはどうなったのか?なんて細かなところが描写されてないのが残念。

 デイヴィッドは脳波の検査を受けると、頭の中が勝手にコンピューターの2進法と対話して、そのうち墜落していたUFOの形を描いてしまう。医師はNASAに連絡し、そこでも精密検査を受けるのだ。テストに耐えられなくなったデイヴィッドは逃げ出そうと、世話をしてくれるキャロリン(パーカー)に頼み、それがNASAに保管されていたUFOへと導かれる。8年の間、何をしていたのか?実はUFOに乗ってナビゲーターになっていた・・・なんて、全然わかんね(笑)。彼の頭に植え付けられた星図をコピーして、なんとか帰れるようになったマックス(目玉のAIみたいなものか?)。最後には時間を遡ってめでたしめでたし・・・なんだけど、説明が足りなさすぎ。

 80年代は『未知との遭遇』や『ET』のおかげで、いい宇宙人の映画が作られたように思う。そしてジュブナイルの映画も。

kossy